東日本大震災の募金活動を通して
東日本大震災の募金活動を通して(中津)
最後だとわかっていたなら
あなたが眠りにつくのを見るのが 若い人にも 年老いた人にも
最後だとわかっていたなら 明日は誰にも約束されていないのだということを
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて 愛する人を抱きしめられるのは
神様にその魂を守ってくださるように 今日が最後になるかもしれないことを
祈っただろう
明日が来るのを待っているなら
あなたがドアを出て行くのを見るのが 今日でもいいはず
最後だとわかっていたなら もし明日がこないとしたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして あなたは今日を後悔するだろうから
そしてまたもう一度呼び寄せて
抱きしめただろう 微笑や 抱擁や キスをするための
ほんのちょっとの時間を
あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが どうして惜しんだのかと
最後だとわかっていたなら 忙しさを理由に
わたしは その一部始終をビデオにとって その人の最後の願いとなってしまったことを
毎日繰り返し見ただろう どうして してあげられなかったのかと
あなたは言わなくても だから 今日
わかってくれていたかもしれないけど あなたの大切な人たちを
最後だとわかっていたなら しっかりと抱きしめよう
ひとことだけでもいい・・・「あなたを愛してる」と そして その人を愛していること
わたしは 伝えただろう いつでも
いつまでも大切な存在だということを
たしかにいつも明日はやってくる そっと伝えよう
でももしそれがわたしの勘違いで
今日ですべてが終わるのだとしたら、 「ごめんね」や「許してね」や
わたしは 今日 「ありがとう」や「気にしないで」を
どんなにあなたを愛しているか 伝えたい 伝える時を持とう
そうすれば もし明日が来ないとしても
そして わたしたちは 忘れないようにしたい あなたは今日を後悔しないだろうから
この詩は１９８９年 ノーマ コーネット マレックさんが亡くなった
最愛の息子を偲んで書いた詩ですが２００１年に起きた９・１１のテロ
事件でひろまりました。
以前の自分発見講座の授業でこの詩を取り上げましたが、
今回の東日本大震災の募金活動にあたりもう一度この詩の授業をしました。
今日が最後だとしたら何を伝える？
今回の被災者の方々は何も知らないまま夫を子供を
親を妻を恋人を友人を兄弟を送り出したのではないでしょうか・・・
To be continued.
