3つのポイント！通信制高校を卒業するための条件とは！？
自分のペースで学習を進められるところが魅力の「通信制高校」。
全日制高校と同様に最短3年間で卒業できますが、3年間以上在籍するほかにもいくつかの条件があります。
そもそも通信制高校の特徴は、「単位制」であり、上記でお伝えしているように卒業するためには条件を満たす必要があるのです。
本記事では、通信制高校を卒業するための条件について紹介していきましょう。
在籍年数について
通信制高校を卒業するためには、最低でも3年間以上の在籍が必要になります。
これは、学校教育法で定められている条件であり、どんな通信制高校であっても同様です。
冒頭でお伝えしているように通信制高校は単位制ですが、1年、2年、3年とそれぞれ修得可能な単位数が定められており、それらを修得した上で3年間の在籍が必要となります。
ただし、通信制高校は「3年生」といった概念ではなく、あくまで3年次といった形で4年以降は留年といった形ではないことを覚えておきましょう。
特別活動について
通信制高校には、「特別活動」と呼ばれるものが用意されています。
通信制高校の大きな特徴は、学校に通学しなくても良いといったところです。
単位を修得することが目的であり、学校に毎日通う必要は基本的にはありません。
ただし、入学式、学園祭、修学旅行など、「特別活動」と呼ばれるものが存在しています。
通信制高校を卒業するためには、この特別活動を30単位位時間行うことが必要です。
ハードルが高いイメージですが、基本的に通信制高校には登校日と呼ばれる、「スクーリング」が用意されており、それと同時にこれら特別活動が行われることがほとんどですので、無理なく単位時間を消化できるでしょう。
単位は74以上
通信制高校を卒業する際に最も重要なのが、修得する単位数です。
まず、通信制高校を卒業するために取得すべき単位は、「必修科目を含む74単位以上」とされています。
これの単位数をクリアし、なおかつ上記の条件を満たしていることで、通信制高校を卒業することが可能になります。
ちなみに単位取得のためには通信制高校独特の要件があります。
それが、上記のスクーリングを合わせた、「レポート・スクーリング・テスト」の3つの要件です。
例えば、レポートとは必修科目などのレポートを学校に提出・合格することで、テストは単位認定試験のことで年に2回用意されているものです。
スクーリングは、上記でお伝えしたように通信制高校への登校日となり、これら3つの要件を満たした上で単位認定となります。
まとめ
通信制高校を卒業するためのポイントを、あらためてまとめました。
・通信制高校に3年以上の在籍
・30単位時間以上の特別活動
・74以上の単位を修得
これらをクリアするためには、通信制高校だけでなくサポート校の併用もおすすめです。
ぜひ、条件を理解した上で通信制高校への入学を検討してみてください。
