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Q総合型選抜 とはいったいどんな受験方式なのでしょうか?

2021年度入試(2021年4月入学者を選抜する入試)から、AO入試は『総合型選抜』へ、推薦入試は『学校推薦型選抜』へと名称と中身が変更になりました。
出願書類だけではなく小論文や面接、共通テスト(旧大学入試センター試験)などの学力評価の方法を導入することが必須となりました。

以前のAO入試のイメージは『学力がいらない入試』というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?また、推薦入試との違いも曖昧な方が多いと思います。この記事では総合型選抜に重点を置きながら他の入試との違いを簡単に説明していきます。

総合型選抜とは?

受験生がいかに「大学の求めている学生像」にあっているかを評価する入試制度

『総合型選抜』とはAO入試(アドミッション・オフィス入試)の新名称です。
出願書類の志望理由書や、実技試験の面接などを通じて、受験生を総合的に評価し、受験生の人物像と大学の求める学生像(アドミッション・ポリシー)がどれだけ合っているかで合否が決まる入試です。
※アドミッション・ポリシーについては後ほど解説します。

AO入試とは?

AOというのは Admissions Office(アドミッションズ・オフィス=入学事務局)の略で、受験生の人物像と大学の求める学生像(アドミッション・ポリシー)がどれだけ合っているかで合否が決まる入試です。
「受験生の人物像と大学の求める学生像がどれだけ合っているかで合否が決まる」という点においては、AO入試と総合型選抜で変わりはありません。
文部科学省が提示する入学者選抜実施要項では以下のように書かれています。
入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲、目的意識等を総合的に評価・判定する入試方法
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/senbatsu/1346785.htm
総合型選抜はここに「学力」を求められるようになった入試方式です。

総合型選抜におけるアドミッション・ポリシーとは?

大学が受験生に求めている能力が書かれている

アドミッション・ポリシーの内容は大学によってさまざまです。ひとつひとつ挙げていてはキリがないので東日本と西日本で1校ずつ例を紹介します。

関西学院大学のアドミッション・ポリシー

関西学院大学のアドミッション・ポリシーはこのようなことを書いています。
世界を視野におさめ、他者(ひと)への思いやりと社会変革への気概を持ち、高い識見と倫理観を備えて自己を確立し、自らの大きな志を持って行動力を発揮する“Mastery for Service(奉仕のための練達)”を体現する世界市民を育成することが関西学院のミッションです。

関西学院大学は、このミッションに共感し、大学での学びや諸活動の中で、自分への挑戦をし続ける意欲にあふれ、さまざまな適性を有する多様な背景をもった学生・生徒を世界のあらゆる地域から受け入れます。そのために、これまでに培われた確かな基礎学力、活動や経験を通じて身に付けた資質、能力、学ぶ意欲や人間性などを、多様な入試制度により多元的に評価することを基本的な方針としています。

https://www.kwansei.ac.jp/admissions/admissions_003734.html

上智大学のアドミッション・ポリシー

上智大学のアドミッション・ポリシーはこのようなことを書いています。
本学は、カトリシズムの精神を基盤に、次の4つを柱とする人材養成を教育の目標としており、それらを高めたいと望む学生を受け入れます。

キリスト教ヒューマニズム精神の涵養
本学の建学の理念であるキリスト教ヒューマニズムに触れてこれを理解すること、他者や社会に奉仕する中で自己の人格を陶冶すること、真理の探究と真の自由を得るために自らを高めること。

他者に仕えるリーダーシップの涵養
他者のために、他者とともに生きる精神 - "for Others, with Others" - を育むこと、社会から受ける恩恵を自覚し、それにともなう責任感を抱くこと、リーダーシップに必要な基礎能力を培うこと。

グローバル・コンピテンシーの養成
グローバル・イシューへの関心を抱くこと、複数の言語でコミュニケーションできること、さまざまな文化の違いを理解し、その違いを肯定的に受け止め、それらのかけ橋となれること。

幅広い教養と専門分野の知識・能力の修得
幅広い教養やコミュニケーション能力など社会人としての基礎能力、専攻する学問分野における専門的知識・能力を修得すること。

上記を学力の3要素に対比させると、1.・2.に関連して、「主体性・対話性・協働性」を高めていこうとする人、3.に関連して、「思考力・判断力・表現力」を深めていこうとする人、4.に関連して、「知識・教養・技能」の獲得を目指そうとする人を本学は求めています。

https://www.sophia.ac.jp/jpn/program/UG/univ_admissionspolicy.html

総合型選抜と推薦入試の違いとは?

総合型選抜は受験生が大学のアドミッション・ポリシー(学生像)に合うか、要するに大学と受験生とのマッチ度を測る『マッチング入試』で、学校推薦型選抜では、大学側の求めている特技、能力があるかを重視しています。
総合型選抜は高校時代の学歴でなく、何をしてきたのか、何をしたいのかを明確にして、自分のことを深く見つめ直すことが必要になります。
もちろん、評定平均が出願条件となっている大学も多いので勉強はサボらないようにしましょう。

学校推薦型選抜では高校の推薦が必要になるので、高校で一定の成績があることが受験資格となってきます。また、何か秀でた能力があればそれをアピールして合格につなげることができます。
何かの大会で素晴らしい実績を挙げた、勉強のオリンピックに出場したなど、突出した能力があるのであれば、是非一度受験を考えてみるといいでしょう。

総合型選抜の試験内容は?

総合型選抜の試験内容としては主に志望理由書・活動報告書・調査書などの提出書類。面接・小論文・プレゼンテーションなどの実技試験があります。
学校では対策することがほとんどないので、周りに総合型選抜受験者や、学校の先生が総合型選抜について詳しくないと、対策がかなり大変かと思われます。 総合型選抜の試験内容 もし、この記事を読んでいる皆さんが総合型選抜で受験したいけど対策できない。
正しい方法で対策して総合型選抜で志望校に受かりたい!
という方はマイン高等学院へお問い合わせ下さい!

総合型選抜の出願条件とは?

出願条件は大学によって変わるが、評定平均や実績がなくとも出願できる!

学校推薦型選抜では「評定平均が4.0以上」であったり「スポーツにおいて優秀な成績(全国大会で優勝)」など秀でた能力を求められることがほとんどです。
総合型選抜ではこういった評定平均や、実績がなくとも受験できる学校は多くあります。

しかし、近年では「英検2級」や「評定平均3.5以上必要」など、出願条件が課される大学が増えてきています。 出願条件が学校推薦型選抜よりゆるい傾向があるとはいえ、早めからの対策をしておくことは大切です。

総合型選抜のスケジュールって?

総合型選抜の出願は9月〜の大学が多く、合格発表は11月〜開始する大学が多いです。 各受験方式のスケジュール表

総合型選抜で大学に合格した先輩にインタビュー

実際に総合型選抜で受験に合格したAOIの生徒にインタビューをし、その声をまとめました。
総合型選抜で同志社大学 商学部
フレックス複合コースに合格したT.M.さん

総合型選抜対策のポイントは?

英語資格があるところは英検のみで考えるのではなく、他の英語資格も出願条件にあるのならそちらも考えてみるものいいです。英検よりIELTSの方が向いていたりする可能性もあるので!

あと、志望理由書は簡単そうに思われがちですが、めちゃくちゃ時間がかかります。しかも、のちの面接などでも深掘りされるので絶対に力を入れてください!

資格や検定は評価の対象になる?

評価の対象というよりは、出願資格としてある程度取ることは必要だと思います。

評定に関してはとっておいた方がいいと思います。と、いうのも実は第一志望の学校に出願する際、評定が足りず受験できなかったからです。併願するにも幅が広がるので、評定はとっておきましょう!

総合型選抜って併願は可能?

学校にもよりますが、併願は可能です!

学校の入試要項に「専願」という旨の記載がなければ併願は可能です。併願する際は受験したい併願校が第一志望の大学の受験日と被っていないか、スケジューリングはしっかりしましょう。

もし総合型選抜に落ちたら?

総合型選抜の受験は9月と他の受験方式より早く受験が始まります。なので、総合型選抜で合格できなかったとしても、その後の学校推薦型選抜や一般選抜を受験することができます。

学校推薦型選抜や一般選抜と両立できるの?と疑問を持つ方もいらっしゃると思いますが、結論できます。 AOIの生徒も総合型選抜だけではなく学校推薦型選抜や一般選抜の勉強を両立して受験期間を過ごし、無事合格することができています。

もし、受験に対して不安があるのならば、一度マイン高等学院へお問い合わせください!

学校推薦型選抜と総合型選抜、どちらを受験したらいい?

受験できるならどちらも受験しましょう!
というのも、総合型選抜と学校推薦型選抜の試験内容が似ているからです。
同じような試験内容で2度チャンスがあるなら受けない手はないでしょう。
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